「ありがとう」を軽く受け取らないで、もっとその「ありがとう」の意味を考えよう

2021/3/15

この仕事(介護職)をやっていて心から「良かった」と思うとき。

それは利用者様から『ありがとう』という言葉を頂いたときだ。

この仕事には質はもちろん、時にはスピードを求められることもある。

今働いている施設では、50人、100人といった規模ではないので、

比較的ゆったりとケアが出来ることもあり、

スピードを求められることはほぼない。

仮にどれだけ時間がかかったとて、仲間が助けてくれる。

だけど50人、100人といった規模になると、

時には1人で30人を対応するといったことはざらにある。

そうなるともちろんスピードが重視されてくる。

質もスピードもどちらも完璧に出来れば良いのだが…。

現実はなかなかそうはいかない。

20人のおむつ交換、その内半分は汚染から全更衣あり、

それを45分足らずで終わらせろって…。

もちろん出来るわけはなく2時間くらいかかった。

経験者に話を聞いてみると「慣れ」だと言われた。

でもその経験者の中にはこうも言っている人もいた。

「1時間くらいで出来るけど、もうサッサッサッって感じで、

声掛けも何もないですよ。」って。

これって良いサービスの提供が出来ているのか?と、

どこかモヤモヤして考えていると、昨日は朝まで眠れなかった。

そもそも汚染されている方たちは、毎日汚染されているらしく、

毎回夜間のおむつ交換時に起こされて全更衣しているとのことだった。

毎日そういう状況なら、もっと交換の回数を増やすとか、

パットの容量を見直すとか方法はあるのではないか。

「昔からおむつ交換は1回、決められた時間にやる」

というサービスを提供する側からの視点でものごとを決め、

利用者様(言っとくけどお客様なんだよ?)主体のサービスになっていない。

でもね、

こんなサービスをやっていても利用者様は「ありがとう。」と言ってくれる。

正直、ものすごく心が痛かった。

自分のやっていることに情けなさを感じた。

こんなことをする為に介護をやっているんじゃない。

私が働いている会社では、

常に利用者様に対して自分達が何が出来るのかということを考えながら、

自分達が出来る最大限のことを精一杯やる。

自分の親を祖父母を預けたい、自分も入りたいと思えるような、

そんな場所を創っている。

どれだけハードが整っていようと、ソフトが伴ってなければ意味がない。

めっちゃ無責任に感じるかもしれないけど、

ハードは経営陣たちがどんどん創ってくれる。(心強いね!)

でもソフトは私達が創っていかないといけない。

私は今の施設でしか経験がないから、

他のところを見ていると本当に勉強になることがたくさんある。

みんなもいろいろな施設に見学や体験に行ってみると良いよ。

本当に勉強になるから!

そして自分達が何を一番大事にしているかが見えてくるはず!